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『スペイン観光とスペイン情報』 2008号 2〜5月号
《 マヨルカ島とイビサ島に新しく5つ星ホテルがオープン 》 地中海に浮かぶバレアレス諸島。4つの島のなかで最も大きく、中心となるマヨルカ島は、クルーズの停泊や、バルセロナとのコンビネーションで近年日本でも注目度が高い島です。またイビサ島は、ヒッピー発祥の地とも言われ、クラブミュージックなど若者の間でも大変人気がある島です。 Hilton Sa Torre Mallorca ***** (2008年5月オープン予定) マヨルカ島のパルマ・デ・マヨルカから東に約30kmのリュックマヨールに位置するホテル。空港からは車で約20分。 全90室のうち、15部屋がスイートルームで、子供用を含む3つのプールや、スパ、レストラン、複数の会議室も完備しています。レンタカーを利用してのんびりした滞在を楽しみたい方には最適です。
Hotel Aguas de Ibiza ***** (2008年8月オープン予定) イビサ旧市街地から北に車で約10分、空港からも約15分のサンタ・エウラリアに位置するホテル。スタンダードルーム36室、スイートルーム75室、ロフト1室は、シックでモダンなイビサスタイルのインテリアで統一されています。全室にバルコニーが設けられ、地中海に降り注ぐ陽光をふんだんに取り入れています。イビサでリラックスしたバケーションを楽しみたい方には最適です。
《 レオンの大聖堂のステンドグラスをより近くで見よう! 》 近くで見られるのは2009年までの予定 マドリッドから北へ約350km(バスで約4時間)に、カスティーヤ・イ・レオン州の街レオンがあります。サンティアゴ巡礼のルート上にあるこの街には、観光客の目を楽しませる歴史ある立派な建造物が数多く残っています。特に見逃せないのが壮観なたたずまいの大聖堂。内部に足を踏み入れると、この大聖堂の一番の見どころである美しいステンドグラスが目に飛び込んできます(最も古いものは、1270年頃の作品)。現在この大聖堂では「光の夢プロジェクト」と銘打った大聖堂の修復作業が行われており、高さ14mに組まれた足場を一般客に開放して、ステンドグラスをより近くから見学できるようになっています。 ステンドグラス豆知識: 教会を彩る歴史的なステンドグラスの大半が宗教をモチーフにした作品ですが、ここには狩猟をテーマにしたステンドグラスもあります。これはもともと教会用としてではなく、個人所有の邸宅(ベレンゲラ邸)用として発注されたから、との説も。 **************************** 《 古代ローマの史跡で繰り広げられる 「メリダ古典演劇祭」!》 スペイン西部の都市メリダは、かつて「小ローマ」と呼ばれたローマ遺跡が多い町。毎年夏にローマ遺跡を舞台に古典演劇の祭典が行われ、人気を集めています。 公式サイト:www.festivaldemerida.es (西語)
丘の上の城壁と城砦の町「モレーヤ」 サラゴサから南東に約150km、海抜1000mに広がるモレーヤ。2.5kmの城壁と頂上の城塞が美しい、バレンシア州の絵になる村。ゆっくりと時間が流れるこの村で、散策を楽しんでみましょう! Expo News 開幕まで100日を切りました!6月14日の万博開幕を控え、万博シンボルの「水の塔」と「河川アクアリウム」は ほぼ完成。もう一つのシンボル「橋パビリオン」の工事も最終段階に入っています。 《 マドリッドにカイシャ・フォーラムがオープン》 スペインの大手銀行カイシャ(Caixa)財団の文化施設がバルセロナに続きマドリッドの歴史地区に誕生。 マドリッドの三大美術館を結ぶ中心点にあたるプラド通り36番地が、電力の供給地から文化の発信地へと変貌を遂げました。2001年より廃墟と化していたかつての電力会社の跡地を、カイシャ(Caixa)財団が購入し、社会活動の一環として展覧会などを行なう文化施設、「カイシャ・フォーラム」を誕生させたものです。建築は、スイス人建築家グループ、Herzog & de Meuronが担当。電力工場に使用されていたレンガを再利用し、現代的なエッセンスを加えた外観です。内部は様々な建材とデザインを駆使し遊び心に溢れています。隣には植物学者パトリック・ブランが提唱する‘垂直庭園’(ビルの垂直な壁面に展開する庭園)があります。壁面には250種、15,000もの植物が植えられ、そのスペースは460平方メートルでスペイン最大規模。まるで生きた絵画のような美観だけでなく環境にも優しい建物です。2、3階の展示スペースでは、現代アートから古典作品まで様々な展覧会が行なわれます。 ★カイシャ・フォーラム・マドリッド http://obrasocial.lacaixa.es/centros/caixaforummadrid_es.html 住所:Paseo del Prado, 36, 28014 Madrid /Tel: 91 330 73 00 開館時間:月〜日 10時〜20時 /入場料:無料 アクセス:地下鉄L1アトーチャ駅 (展覧会情報) 3月19日〜5月25日 「天使のパン」展。ボッティチェリからジョルダーノまで。フィレンツェ・ウフィジ美術館所有コレクション。 4月13日まで イゴール・ミトラフ彫刻展。「失われた神話」 ★カイシャ・フォーラム・バルセロナ http://www.fundacio.lacaixa.es/centros/caixaforumbcn_ca.html 日本人建築家、磯崎新が手がけたバルセロナのカイシャ・フォーラム。プッチ・イ・カダファルクが建築したモデルニスモ様式の繊維工場を再建築したもの。 住所:Av. Marques de Comillas, 6-8, 08038 Barcelona/Tel: 93 476 86 00 開館時間:月〜日 10時〜20時(土曜のみ22時まで)/入場料:無料 アクセス:地下鉄L1, L3, L8, スペイン広場駅 (展覧会情報) 4月27日まで チャーリー・チャップリン展 (写真、フィルモグラフィー、アート作品でチャップリンを語る) 5月 4日まで エトルリア展 (世界各国の有名博物館から集めた250以上ものエトルリア関連作品を展示) 5月25日まで カタルーニャ音楽堂100周年展 (音と映像で綴る100年の歴史と社会的役割) ************************************************************************* 《 2008年最新版マドリッドのタクシー料金》 初乗り料金: 6時〜22時
月〜日 1.95ユーロ
22時〜翌日6時 月〜金 2.15ユーロ
土日祝日 2.95ユーロ 追加料金: 空港での乗降 5.25ユーロ/バスターミナル、駅のタクシー乗場からの乗車 2.75ユーロ
IFEMA(マドリッド見本市会場)での乗降 2.75ユーロ
クリスマスイブ、大晦日の22時〜翌日6時は6.5ユーロ増し 《 スペインの高速鉄道》 先月2月20日にAVEが全線開通したマドリッド〜バルセロナ間をはじめ、相次ぐ高速鉄道の開通のおかげで、広いスペイン全土内の距離はぐっと縮まりました。現在長距離高速鉄道AVEは全5線、中距離高速鉄道AVANTは全4線運行しています。最近開通した高速・中長距離鉄道のおさらいをしてみましょう。www.renfe.es AVE(長距離高速鉄道)
AVANT(中距離高速鉄道)
※チャマルティン駅発 ★マドリッド〜バルセロナのAVEは充実のグルメ・トレイン★ 先月開通したAVEマドリッド〜バルセロナ間では、1等(Preferente)と特等(Club)を利用すると、ちょっとしたグルメの旅が楽しめます。乗車時間帯により、朝食、アペリティブ、昼食、スナック、夕食のいずれかの食事が付き、バルセロナで毎年行なわれるグルメ見本市「アリメンタリア」で2006年最優秀シェフに選ばれたカタルーニャ人シェフ、ジョルディ・クルス(Jordi Cruz)が監修したメニューが楽しめます。朝・昼・夜とも食事メニューは2種類。前菜と魚か肉料理のメインにデザートが出る「グルメ」と、軽めにすませたい方向けの「エクスプレス」があり、年に3回更新されます。様々なパンやパティスリー、蜂蜜やジャム、マーマレードに加え、カタルーニャの名物「パン・コン・トマテ」も登場。また、ベジタリアンや子供向けのメニューも用意されています。もちろん車内のカフェテリアではタパスをつまみながらビールを一杯というバルスタイルの楽しみ方もできます。 ************************************************************************* 《 バスク州アラバ県に新たな前衛建築のワイナリーホテルが誕生予定 》 フランク・O・ゲーリーが手がけるラグジュアリーホテルがボデガ・アンティオンに ラ・リオハ州との境、バスク州の南部に位置するアラバ県は、‘リオハ・アラベサ’と呼ばれ、その恵まれた地理的条件から、特選原産地呼称(DOC)リオハの中でも特に質の高いワイン産地として有名です。また、それだけでなく、モダンな前衛建築を取り入れたワイナリーが集中しているユニークな地域です。今年4月、新たに同地域に加わるのが、ボデガ・アンティオン(Bodegas Antion)社のワイナリーに誕生するラグジュアリーホテルです。建築を担当するのは、マルケス・デ・リスカルのホテルや、ビルバオのグッゲンハイム美術館を手がけた有名建築家、フランク・O・ゲーリーで、コンセプトはブドウ畑に根付く流線型の“ブドウの株”。今回はどんな風貌の建物で驚かせてくれるのか楽しみです。 ボデガ・アンティオン(Bodega Antion) http://www.piensaenweb.com/antion3/en/index2.htm Tel: +34 902 122 211/ Fax: +34 945 622 229/住所:Ctra. De Logrono, 30, 01320 Oyon, Alava, Spain その他前衛建築が見られるアラバ県のワイナリー ★ボデガス・バイゴリ(Bodegas Baigorri)www.bodegasbaigorri.com ★ボデガス・イシオス(Bodegas Ysios) www.domecqbodegas.com ★ボデガス・マルケス・デ・リスカル(Bodegas Marques de Riscal) www.marquesderiscal.com 《映画で学ぶスペイン語 》 レオン大学ポンフェラーダキャンパスにて外国人向けコースが開設 カスティーヤ・イ・レオン州北西部に位置するレオン大学のポンフェラーダキャンパスで、映画やビデオを通じてスペイン語と文化を学びたいという外国人にお薦めのコースが開講します。基礎レベルのスペイン語知識があれば誰でも参加資格があります。カリキュラムはスペイン語の日常会話の他、映像業界で使用される専門用語の理解や、現地の習慣、台本やナレーションの製作の仕方など。 【特典】修了証書(西語・英語)、大学施設の無料使用、ポンフェラーダ観光、学生寮の手配、マドリッド空港への送迎とマドリッド〜ポンフェラーダ間の移動。レオン県内外のエクスカーション、スペインの映画祭視察旅行。開講時期:2008年9月〜12月 全14回250時間/詳細:レオン大学ポンフェラーダ校 www.cine.unileon.es ************************************************************************* 《2008年バルセロナ闘牛シーズン開始》 今年のバルセロナの闘牛シーズンがいよいよスタート。4月19日、20日の開催が決定しました。今シーズンは9月下旬に終了予定。プログラムは随時ウェブサイトにアップされていきます。http://www.torosbarcelona.com ************************************************************************* 《8月はブニョールの祭りが熱い!》 小さな村ブニョールで繰り広げられるコンサートバンドの音楽対決
バレンシアから約40Km西に入った小さな村、ブニョールでは8月の最終週になるとお祭りやイベントが目白押し。その中でも有名なのが、トマトをぶつけ合う「トマト祭り」(今年は8月27日)ですが、もう一つ地元で大人気なのが「マノ・ア・マノ」(Mano a Mano)と呼ばれる地元の2楽団による、100年以上の伝統を持つコンサート対決。ライバル関係にあるこの2楽団は、国内外のコンクールで金賞を獲得する程のレベルの高さを誇ります。 日時:8月17日 22時30分/会場:サン・ルイス ホール(Auditoriio de San Luis) 演奏楽団:ラ・アルティスティカ(La Artistica) VS ラ・アルモニカ(La Armonica) 詳細:ブニョール市役所文化部 +34-96-250-01-51 サラゴサから日帰りできるワイナリー
ヨーロッパ最大の淡水の水族館となる「河川アクアリウム」では、世界の大河川のうち5河川の自然景観(ナイル、メコン、アマゾン、マレー・ダーリング、エブロ川)の生態が見られます。パビリオン内は、鳥の鳴き声や、湿気や霧などを通して、異なるエコシステムを五感で体感できる工夫が施されています。 《 バルセロナの高速鉄道AVE、いよいよ2月20日に開通!》 最後の区間であるカンプ・デ・タラゴナ⇔バルセロナの工事が難航し全線開通が遅れていた、マドリッドとバルセロナを結ぶ待望の高速鉄道AVEが、いよいよ来る2月20日に運行を開始します。本数も片道1日15本程度と多く、観光客の足となることは間違いありません。マドリッドのアトーチャ駅からバルセロナのサンツ駅までの所要時間はノンストップ便の場合で2時間43分、運賃はツーリストクラスで119.50ユーロです。また、サラゴサやレリダなどに停車する各駅停車のAVEの場合は、所要時間が約3時間30分、運賃は101.30ユーロです。今後この路線は、さらにはフィゲラスを通り、フランスへと延びる予定です(2012年頃の予定)。 時刻表検索・ネット予約は、スペイン国鉄RENFE公式サイトへ! www.renfe.es (英語標記に切り替えるには、ページ左下の「Seleccione Su Idioma」でEnglishを選択) URL: http://www.prestige-jpn.co.jp E-MAIL: renfe@prestige-jpn.co.jp ************************************************************************* 《 プラド美術館での特別展速報 》 【カソン・デル・ブエン・レティーロで見るルッカ・ジョルダーノ】 会期:2008年2月14日〜5月4日 プラド美術館研究センターとしてリニューアルオープンするカソン・デル・ブエン・レティーロ。オープンを目前に控え、17世紀のイタリア人画家ルッカ・ジョルダーノが天井一杯に手がけた素晴らしいフレスコ画などが一般公開されます。 【戦渦のゴヤ】
会期:2008年4月15日〜7月13日 「戦渦のゴヤ」をテーマに、18世紀後半〜19世紀前半のスペイン激動の歴史、ゴヤの生涯、そして彼の作品の変化などの視点から絵画などの作品を展示。なかでも見どころは、大作「5月2日」と「5月3日」。これは1808年5月2日と3日、わずかな武器を手に立ち上がったマドリッド市民が、当時スペインを制圧していたナポレオン軍へ抵抗する様を描いた作品。今年はこの対フランス独立戦争から200周年を迎えます。 【ルネッサンスのポートレート】
会期:2008年6月3日〜9月7日 プラド美術館とロンドン・ナショナル・ギャラリーによって共催される、15〜16世紀のヨーロッパ・ルネッサンスの肖像画展。著名画家による絵画70点に加え、メダルや彫像、版画も展示。 リニューアル後のプラド美術館 スペイン人建築家ラファエル・モネオ氏が指揮した大規模な拡張工事も終了し、2007年10月にリニューアルオープンしたプラド美術館。最大の見どころは、隣接するサン・ヘロニモ修道院の回廊がある新館「モネオ棟」。 既存の「ビヤヌエバ棟」と新館の「モネオ棟」 1階に新しく設けられた入口を抜けると、そこは自然光を取り入れた明るいホール。ショップやレストラン、案内所も設けられ、左手には拡張部分である新館(モネオ棟)へと繋がる明るい通路があります。16世紀初旬のサン・ヘロニモ修道院の回廊を取り囲むように建てられた新館は地上三階建て。全体的にはシンプルモダンな明るい内観に仕上がっていますが、修復されたサン・ヘロニモ教会の回廊がその長い歴史を物語っています。
《 今夏バレンシアに 「市街地サーキット」 が誕生 》 2008〜2014年のF1 「ヨーロッパグランプリ」 の開催地に決定! 有名建築家サンティアゴ・カラトラバが手がける「芸術科学都市」、そして昨年のアメリカズカップ開催に伴うバレンシア港の改修、と建設ラッシュが続くバレンシア。今年注目すべきが、今年の6月に完成予定の“市街地サーキット |