『スペイン観光とスペイン情報』 2007年 5月号 《 マヨルカ島の夏の風物詩 「ショパン・フェスティバル」 》 場所:カルトゥハ修道院の回廊 (マヨルカ島バルデモサ)
マヨルカ島の中心都市パルマ・デ・マヨルカから車を走らせること約30分、バルデモサの町に到着します。山間のこの小さな町を世界的に有名にしたのが、町一番の観光名所であるカルトゥハ修道院。有名な作曲家ショパンが滞在したことがある場所で、見学可能な内部にはショパンのピアノも展示されています。そして今やマヨルカ島の夏の風物詩となっているのが、この修道院の回廊で毎年8月の日曜に開催される「ショパン・フェスティバル」。ショパンをはじめとする音楽家の美しい音色がここによみがえります。歴史ある修道院でクラシック音楽を聴きながら、優雅な夏の夜をお過ごし下さい。プログラムは発表になり次第、フェスティバル公式サイトに掲載されます。 「ショパン・フェスティバル」 公式サイト:www.festivalchopin.com
マヨルカ島のお勧め日帰り観光ルート 1. パルマ・デ・マヨルカ → バルデモサ → ソイェール → パルマ・デ・マヨルカ ソイェールは島西部の中心となる町。町の広場にはカフェや大聖堂があり、背後には高い山がそびえる。 ソイェール⇔パルマ間は、1912年創業の趣ある「ソイェール鉄道」の利用がお勧め。さらに、ソイェール⇔プエルト・デ・ソイェール間を運行する、1両編成の路面電車も魅力的。 www.trendesoller.com 2. パルマ・デ・マヨルカ → マラッチ → フォルメントール岬 → アルクディア → パルマ・デ・マヨルカ マラッチの「Festival Park」(www.festivalpark.es)は、アウトレットショッピングモール。靴産業で知られるマヨルカ島だけに、CamperやLottusse、Muxartなどの靴のブランドもある。ショッピングを楽しんだ後は、美しい湾岸道路を通り、島の北の外れ「フォルメントール岬」へ。断崖絶壁の高台からは、透き通る地中海の美しい景色を写真に収めたい。城壁が残る町アルクディアには、靴や雑貨などのショップが並ぶ。プエルト・デ・アルクディアは、ヨットハーバー沿いのウッドデッキにカフェなどが立ち並ぶ、ゆっくりくつろげる場所。 3. パルマ・デ・マヨルカ → マナコール→ パルマ・デ・マヨルカ 島東部には洞窟が多い。なかでもマナコールのドラックの洞窟は地底湖でのミニコンサートでも有名。ドラックの洞窟を見学したあとは、スペインの真珠宝飾ブランド「Majorica」の製造工場を見学したい。 Fabrica de Perla Majorica: TEL 971.55.0900
マヨルカ島、もう一つの夏の音楽祭 「ポイェンサ・フェスティバル」 クラシック音楽の祭典
URL:www.festivalpollenca.org 《 スペイン北部サンタンデールに国際線新路線就航 》 一回の乗り継ぎで、スペイン北部へ
イベリア航空グループの子会社Air Nostrumは、今年3月末から、スペイン北部サンタンデールとアムステルダム(スキポール空港)を結ぶ新路線の運行を開始しました。 近年人気上昇中のスペイン北部。マドリッド・バルセロナで乗り換えずに、直接ヨーロッパ各地から入ることが出来ます。 注) サン・セバスティアンやサンティアゴ・デ・コンポステーラは、マドリッドやバルセロナと国内線で結ばれています。 スペイン北部への主な国際線定期便路線 (LowCostキャリアは除く)
注) 上記は、スペイン空港案内公式サイトの情報をまとめたものです。スケジュールは予告無く変更される場合がありますので、お手許の各CRS又は各航空会社にてご確認下さい。 スペイン空港案内 公式サイト www.aena.es (西・英語) 上記サイトでは、スペイン国内の全空港の案内を英語でご覧いただけます。Destination欄では、各空港の運行路線や航空会社もご覧いただけます。また、各空港までのアクセス情報もありますので、是非ご活用下さい。 《 昨年1年間のスペインへの観光客数、またも記録更新
》 根強い人気のデスティネーション! スペインを訪れる観光客の数はここ数年延び続けており、2006年4月号の「観光と情報」でもご案内したように、2005年は史上最高の観光客数を記録しました。そして昨2006年、その数は2005年をさらに4.5%も上回る5850万人。前年同様、観光客数では世界2位(1位フランス)、また観光収入でも世界2位(1位アメリカ)に位置しています。 デスティネーションの内訳では、人気が高い順に、カタルーニャ州(全体の25.7%)、バレアレス諸島(17.3%)、カナリア諸島(16.4%)、アンダルシア州(14.6%)、バレンシア州(9.6%)、マドリッド州(6.7%)となっています。 ************************************************************************* 《バラハス空港ターミナル4に地下鉄開通》 8番線で乗り換えなしラクラク空港乗り入れ 2007年5月3日、マドリッド・バラハス空港のターミナル4(T4)に、空港2つ目となる待望の地下鉄駅が完成しました。新しい駅「AeropuertoT4」駅は、これまでの地下鉄「AeropuertoT1,T2,T3」駅同様、地下鉄8番線。RENFEの近郊線セルカニアスと地下鉄6番、10番が乗り入れる「Nuevos
Ministerios駅」までは乗り換えなしで行くことができます。これら空港の地下鉄駅を利用する際は、通常の地下鉄運賃に加え、空港追加料金1ユーロが必要になります。
スペイン空港情報: www.aena.es (英語) ************************************************************************* 《 日本人が美術館の拡張工事を手がける! 》 バレンシア近代美術館(IVAM) 金沢21世紀美術館を手がけた建築家、妹島和世氏と西沢立衛氏のユニットSANAAが、バレンシア市の中心部に位置するIVAMこと、バレンシア近代美術館の拡張工事を手がけることになりました。この拡張により美術館の総面積は30,000u増、現在美術館が位置する周辺1区画が全て美術館の敷地となります。その敷地全体を半透明のベールで覆い、内部でも外に居るような感覚を 楽しめる、という斬新なアイディア。実際の着工時期は決定していませんが、完成すると、バレンシアのシンボル的存在になること間違いなしと、今から期待が大きいプロジェクトです。また、美術館内で営業しているレストラン「La Sucursal」は、ミシュラン1つ星を獲得しており、スペインの食通の間でも人気です。 増築プロジェクト詳細 http://www.ivam.es/proyecto_ampliacion/ampliacion/ (英語)
************************************************************************* 《 “テクノ293ウィンドサーフィン世界ジュニア大会”》
フォルメンテラ島は、人口約7,500人の地中海の小さな島。空港はありませんが、イビサ島から船でのみアクセスできます。この小さな島で今年9月にウィンドサーフィンの世界ジュニア大会が開催されます。 フォルメンテラ観光情報 www.turismoformentera.com イビサ⇔フォルメンテラ 高速船 PITIUSA社 www.medpitiusa.net
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