『スペイン観光とスペイン情報』   2007 10

《「セルバンテス文化センター東京」が今月オープン 》

 スペイン語教育およびスペイン語圏諸国の文化の普及を目的にスペイン政府が設立した「セルバンテス文化センター」。既に世界39ヶ国70ヶ所にそのネットワークを広げていますが、その世界最大規模となる東京センターが麹町駅近くにオープンしました。 スペイン語のクラスをはじめ、スペイン語の書籍を扱う書店、映画や音楽の貸し出しもある図書室、そしてカフェも備えています。また、スペイン語または日本語によるスペイン文化の講座も行う予定です。詳細は、下記ホームページへ。

セルバンテス文化センター  

〒102-0085 東京都千代田区六番町2-9 セルバンテスビル

TEL 03-5210-1800 FAX 03-5210-1811 URL:www.cervantes.jp

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《 新しいパラドールがセゴビア郊外の町ラ・グランハに誕生》 

王室御用達のガラス製品と「小ヴェルサイユ」な庭園を見学!

 セゴビアから東にわずか11km、そこには自然に囲まれひっそり佇む小さな町ラ・グランハ・デ・サン・イルデフォンソ(通称ラ・グランハ)があります。そこにこの夏、92軒目となる4つ星のパラドール「パラドール・デ・ラ・グランハ」(Parador de La Granja)が誕生しました。客室となっている建物は、18世紀に国王カルロス3世が王女の住居として建てた宮殿で、ツイン・ダブル・スイートの計127室が設けられています。また王室近衛隊の司令部であったもう一つの棟は、最新設備が整うコンベンションセンターに生まれ変わりました。セゴビアの名物、子豚の丸焼きもメニューに並ぶレストランもあり、もちろん食事だけの利用も可能です。

 ラ・グランハの町は、アランフエス同様、王室の避暑地として栄えた町です。一番の見どころは、「小ベヴェルサイユ」と称される美しいフランス風庭園が広がるラ・グランハの王宮(Palacio Real de La Granja de San Ildefonso)。26個もの噴水を流れるかすかな水の音に、リラックスした庭園散策を楽しむことができるはずです。庭園だけでなく、もちろん豪華な王宮内部の見学も可能です。

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パラドールのパティオ
 もう一つの見どころは、現在国立ガラス工芸センターとなっている王立ラ・グランハ・ガラス工房(Real Fabrica de Cristales de La Granja)です。18世紀、スペイン王室は、国内産業の育成などを目的として複数の工場を開設します。その一つが、このラ・グランハ・ガラス工房です。王室御用達のガラス製品は、まさにここで造られたものだったのです。このガラス工房では製造過程や展示作品の見学が可能です。またガラス工芸学校としても活動しており、世界中から生徒が集まっています。



ラ・グランハへのアクセス

マドリッド⇔ラ・グランハ、バスで約1時間半。セゴビア⇔ラ・グランハ、バスで約15分。 

1時間〜1時間半に1本(週末は減便)。 www.lasepulvedana.es 

* ラ・グランハの町は徒歩で見学可能。パラドールから王宮までは歩いて数分。

ラ・グランハ市観光課 URL      http://www.lagranja-valsain.com/turismo/ (西語)

ラ・グランハの王宮 URL          http://www.patrimonionacional.es/en/granja/granja.htm (英語)

《「カタルーニャ音楽堂」 創設100年、あなたの名前を座席に刻む》 

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音楽堂のコンサートホール
                                                          

 2008年2月9日、世界屈指のコンサートホール「カタルーニャ音楽堂」が創設100周年を迎えます。既に発表されている2007-2008年のプログラムのほかに、来年2月から12月には、創設100周年を記念した特別コンサートなども組み込まれる予定です。また今なら、コンサートホールのシートにあなたの名を刻印したプレートを残すことができます。値段は2階席が50ユーロ、1階席が1000ユーロです。特典として、その席のチケット優先予約が可能となります(問い合わせ:TEL +34.93.295.7200)。音楽堂の設計を手がけたのが、「ガウディを超えるモデルニスモ建築家」、と評されることもあるルイス・ドメネック・ムンタニェール。この音楽堂は、オルフェオ・カタラン(カタルーニャ少年合唱団)の本拠地として、1905年に着工し、1908年にオープン。モデルニスモ様式の特徴をふんだんに取り入れたその美しさや歴史的価値、活動内容が評価され、1997年にはユネスコの世界遺産に登録されています。          

カタルーニャ音楽堂 公式サイト www.palaumusica.org

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《 いよいよ今年もバルセロナのメルセド祭 》

今年の主なイベントは9月22日〜24日に集中!

 9月24日はバルセロナの守護聖母「メルセド」(カタルーニャ語で「メルセ」)の日。毎年数日間にわたって、伝統行事から子供たち向けのアクティビティーなど多数のイベントが催され、旧市街地を中心にバルセロナはお祭り一色になります。ここで毎年開催されるメインイベントをご紹介します。例年9月に入らなければ日程が発表になりませんので、来年以降の参考にまで。      公式サイト:www.bcn.cat/merce 

火のパレード「コレフォック」(Correfoc) 

9月22日(土) 20:30〜

ドラゴンなど、火を噴く野獣のパレード。火の粉が散るのでご注意を。

ルート: フランセスク・カンボ通り(Av.Francesc Cambo)→ライエタナ通り→サンタ・カテリーナ市場

テキスト ボックス:  「人間の塔」テキスト ボックス:  
「サルダーナス」
「人間の塔」 (Castells)

9月23日(日) 11:15、12:00、17:00。  

場所:サン・ジャウメ広場

「花火大会」 (Festival Pirotecnico Internacional)

9月21、22、23日  22:00。         場所:バルセロナビーチ

バルセロナの伝統舞踊 「サルダーナス」 (Sardanas)   

9月22日 18:00 場所:メルセ広場

9月23日 11:00、13:00 場所:カテドラル通り

9月24日 18:00 場所:メルセ広場

花火と音楽の共演 「ピロムシカル」 (Piromusical) 

9月24日 (月) 22:00 場所:レイナ・マリア・クリスティーナ通り

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