『スペイン観光とスペイン情報』   2010 7月         
スペイン北西部のガリシア州 & サンティアゴ巡礼の道特集!   

聖地サンティアゴ、2010年は聖ヤコブ大祭年 〜Ano Xacobeo〜

これを逃すと、次は11年後の2021年!

スペイン北西部サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指すサンティアゴ巡礼の道は、日本を代表する参詣道の熊野古道と姉妹提携を結び、世界遺産に登録されている巡礼路。近年、雑誌などでの露出も増え、人気急上昇中のスペインの観光ルートの一つでもあります。聖ヤコブ(スペイン語名 サンティアゴ)が祭られるサンティアゴの町は、キリスト教の三大聖地の一つで、7月25日の聖ヤコブの日が日曜日に当たる年は、聖ヤコブ大祭年とされています(6年、5年、6年、11年の周期)。大祭の年に、聖ヤコブの亡骸が葬られているサンティアゴの大聖堂を訪れ、ミサに参列し、聖体を拝受することで、犯したキリスト教の原罪を赦されると言い伝えられており、大祭に当たる年は年間を通して巡礼者が途切れることはありません。


2010年聖ヤコブ大祭年の見どころ 【聖ヤコブ大祭年 〜Año Xacobeo〜】
 

キンタナ広場と 聖なる門


 “聖なる門” (Puerta Santa)


 通常、サンティアゴ大聖堂への入口として使われるのは、オブラドイロ
  広場の“栄光の門”(Portico de la Gloria)。“聖なる門”は、反対側の
  キンタナ広場(Plaza de la Quintana)側にある大聖堂への入口で、
  “開かずの扉”として知られ、 聖ヤコブ大祭年にだけ年間を通して
  開けられる。

大香炉“ボタフメイロ”

 大香炉 “ボタフメイロ” (Botafumeiro)

 信者の魂を清め、聖堂内の匂いを和らげるためにミサで焚かれる
  大香炉のこと。 ロープに吊り下げられた大香炉が大聖堂内を振り子の
  ように往来する。現在では、特別なミサでのみ行われる儀式のため、
  滅多に見られないが、聖ヤコブ大祭年に限っては、例年よりも回数が
 増えるため、例年より見られる確率も高い!
 (日程・時間は現地で要確認)

Copyright Adolfo Enriquez

 大聖堂に打ちあがる花火

 聖ヤコブの祝日前夜の7月24日、大聖堂の背後に打ちあがる花火は
  圧巻。 7/24の23時頃予定。

 写真:Copyright Adolfo Enriquez

屋根上  大聖堂の屋根に登るガイド付きツアー
  
  大聖堂の屋根上から、素晴らしいサンティアゴのパノラマを堪能できる。
 手すりなどはないため、高所恐怖症の方は要注意!
 開催:毎日10〜14時/16〜20時 料金:10€(巡礼者は8€)
 詳細はサンティアゴ観光局サイトへ(英語・西語)

サンティアゴ巡礼の基礎知識




● サンティアゴ巡礼の道って?巡礼手帳 表紙例
スペイン北西部に位置するキリスト教三大聖地の一つサンティアゴ・デ・コンポステーラ。サンティアゴを目指すサンティアゴ巡礼の道は、日本を代表する参詣道の熊野古道と姉妹提携を結び、世界遺産に登録されている巡礼路。中世の時代から、ヨーロッパ各地を起点に多くの巡礼者がサンティアゴまでの道のりを歩いてきました。今ではヨーロッパ最古の文化路と呼ばれ、ヨーロッパの大通りとも例えられるほどです。ロマネスク教会がたたずむ素朴な村々と自然景観、地元の人々や各国の巡礼者とのふれあいは、まさに巡礼者だけが味わえる醍醐味。




● 巡礼の起点って?巡礼手帳 見開き
スタート地点は決まっておらず、どこからでも始められます。複数あるルートのなかでも、アルベルゲ(巡礼者専用宿泊施設)や黄矢印の道しるべなどの整備が進み、本ルートと呼ばれているのが、フランスルート。フランスとの国境、ピレネー山麓のロンセスバイェス(Roncesvalles)またはハカ(Jaca)を起点に、サンティアゴまで約800kmの長い道のりです。次に人気があるのが、バスク地方を通り北沿岸部を歩く北ルート。そのほか、銀の道ルートや ポルトガルルートなど、複数のルートがあります。




● 巡礼手帳と巡礼証明書巡礼証明書
巡礼者は、各町の巡礼事務所や教会、アルベルゲ(巡礼者専用宿泊施設)で、「クレデンシャル」と呼ばれる巡礼手帳を発行してもらうことができます。デザインはさまざまですが、一般的には蛇腹式の薄い手帳。巡礼者はそこに、宿泊する村や町などのオリジナルのスタンプを集めます。そしてサンティアゴ・デ・コンポステーラへ到達したら、押印した手帳を大聖堂近くの巡礼事務所に提示し、「コンポステーラ」と呼ばれる巡礼証明書を申請できます。ただし、最低でもサンティアゴまでの巡礼路を100km以上を歩いていなければなりません(馬の場合も100km以上、自転車の場合は200km以上)。巡礼手帳は、日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会でも入手できます。

 ・ 日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会     
    URL: http://camino-de-santiago.jp   
 ・ サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼事務所 
    C/Villar, 1  TEL +34.981.562.419  毎日9~21時


● サンティアゴまでの100kmってどこ?
どこから歩き始めても良い巡礼ですが、サンティアゴまでの100kmを歩く場合、サンティアゴ・デ・コンポステーラから約120km地点のサリア(Sarria)や、マドリッドからの交通の便が良いレオン(Leon)をスタート地点すると良いでしょう。

【サリアへのアクセス】 
マドリッドから直行の夜行列車が1日1本22:10発(翌朝6時着、www.renfe.es)。バスは、マドリッドからルゴへ行き(約2時間に1本、所要6時間 www.alsa.es)、ルゴからサリア行きへ乗り換え(1~2時間に1本、所要35分 www.monbus.es)。
【レオンへのアクセス】
マドリッドから列車が1日約8本、所要3時間/4時間半(www.renfe.es)。バスは約2時間に1本、所要3時間半(www.alsa.es)。


● フランスルートの地形と気候は?
スペイン北東部のピレネー山脈から、北西部のサンティアゴ・デ・コンポステーラまで、スペイン北部内陸部を横断するフランスルート。ピレネー山脈を下ると、カスティーヤ・イ・レオン州(ブルゴスやレオンなど)の平地。内陸性の気候のため、乾燥し、冬は寒く、夏はさんさんと降り注ぐスペインの熱い日差しをさえぎる建物がない道も多いのがこの地域。またカスティーヤ・イ・レオン州とガリシア州の州境には、有名なセブレイロ峠越えがあります。ガリシア州は、「グリーンスペイン」と呼ばれるスペイン北部4州のうちの一つで、比較的雨が多い地方。一時的な大雨より、しとしとと降り続くことが多いため、雨具は必須です。巡礼に適しているのは、5月〜10月前後。7月・8月は暑くなるため、早朝から昼にかけて歩くのが一般的です。

フランスルートの主な町の気温表


● 1日に歩く距離は?

巡礼情報を掲載しているウェブサイトや書籍によっても、区間の区切り方はさまざまですが、1日に歩く距離は平均25kmが目安と言われます。高低差がある区間か平坦な区間かによっても異なり、個人の体力によっても差がありますので、あくまでもご参考まで。大切なのは、無理なく毎日歩き続けることです。


● サンティアゴ大聖堂での伝統儀式 三か条!

第1条: 5本指祈願 * 
ロマネスク様式の最高傑作とも言われる「栄光の門」を入ると、聖ヤコブ像が彫られた柱があります。この柱の前でひざまずき、柱に右手の5本指を置き、三つの願いを唱えるのが伝統となっています。5本指の形にくぼんだその石柱が、サンティアゴ大聖堂の歴史の重みを感じさせます。
第2条: 3度の頭突き *
第1条の柱の裏側にある像は、有名彫刻家マエストロ・マテオの作品だと考えられています。ここに三度頭をぶつけることで、彼のような博識と才能を得られると言い伝えられています。
第3条: 聖ヤコブの抱擁
大聖堂の奥にある中央祭壇の中央には、マエストロ・マテオ作の聖ヤコブ像がまつられています。この聖像の背後から聖ヤコブに抱擁をささげます。

* 現在栄光の門は修復中につき、柱に触れることができません。修復の終了時期は未定です。
 



● 交通
【サンティアゴへのアクセス方法】
列車・バス:マドリッドから普通列車または夜行列車で7~9時間。www.renfe.es
    マドリッドからバスで8~10時間(1日4~5本) www.alsa.es 
    ビゴからバスまたは列車で1時間半(各1時間に1本) www.monbus.es 
飛行機:マドリッドから1時間(1日4~5便)、バルセロナから1時間半(1~2便)、
    ビルバオから1時間(1便)。

【巡礼路の主なバス時刻表】
「サンティアゴ巡礼の道」の主なバス時刻表 (PDF)  


● 巡礼者の推移
巡礼証明書を発行している巡礼事務局の統計によると、ヨーロッパ諸国からの巡礼者数が上位を占めるなか、日本人巡礼者の数は年々増加傾向にあり、2008年には前年比約26%増で、国別でも30位(アジア諸国ではキリスト教徒信者の多い韓国(915人)に次ぐ巡礼者数)。
注:(  )内は前年比

 

          2006年

            2007年

    2008年

日本人巡礼者

            282         

       327 (+16%) 

       412 (+26%)

全巡礼者

      100,377 

 114,026 (+14%) 

 125,141 (+10%)




● 豆知識 

巡礼者の挨拶は 「!Buen Camino! 」 (ブエン・カミーノ)  

巡礼の醍醐味といえば、世界各国の巡礼者たちとのふれあい。巡礼者同士はもちろん、巡礼者を見たら声をかけてもよし!「!Buen Camino!」とは、「よい巡礼を!」という意味で、これから先の無事な道のりを祈る意味を込めて掛ける言葉。スペイン語が分からなくても、巡礼者の挨拶は覚えておくと、より交流が深まるかも!? スペイン語や巡礼の上級者には、知る人ぞ知るラテン語の挨拶も。 
Ultreia, Suseia, Santiago (ウルトレイア、スセイア、サンティアゴ) 
直訳:もっと先、もっと遠くにサンティアゴがある。


ボタフメイロ(大香炉)の儀式
聖ヤコブ大祭年は、春から秋にかけて、迫力あるボタフメイロの儀式が通常よりボタフメイロ多く開催される予定。通常の年は、下記宗教的な祝日に行われます。下記以外では、特別なミサに合わせて行われることがありますが、そのスケジュールは未定。まさに、運がよければ見られるのが、ボタフメイロです。
日程: 1/6、聖週間の復活祭(日曜)、主の昇天の日(復活祭の40日後)、5/23、聖霊降臨の主日(復活祭の50日後)、7/25、8/15、11/01、王であるキリストの主日(クリスマスから5週間前の日曜)、12/8、12/25、12/30   注:どの時間帯のミサで行われるかは未定です。



天の川はサンティアゴ巡礼の道しるべ
カール大帝に現れた聖ヤコブが、天の川に沿って歩くとサンティアゴへ着くと言ったという古い伝説があり、12世紀以降、多くの巡礼者が天の川を頼りにサンティアゴを目指しました。現在でもスペイン語では「天の川」のことを「サンティアゴ巡礼」と呼ぶことがあります。
道しるべ (フエロスの村)

道しるべは、巡礼者同士のコミュニケーションツール
ホタテの貝殻が巡礼のシンボルで、黄色い矢印が道順を示す。携帯電話がない時代は、後から歩いてくる仲間との唯一の通信手段は手紙。標識の上に、小石で重しをした手紙を置き残し、昼食場所や宿泊場所など後続との連絡を取っていた


サンティアゴ・デ・コンポステーラから始まる巡礼路!?
サンティアゴから西の海岸沿いに、フィニステラ(Finisterra/ガリシア語名はフィステレFisterre)という町があります。地球が平らだと信じられていた時代、ここがヨーロッパ最西端であり、地の果てだと考えられていた場所です。その起源は、この地にはもともと不信心者が多かったうえに、偉大なる太陽がフィニステラ岬の海の果てに沈んでいく情景が、当時のローマ人にとっては恐ろしく印象的な光景だったからだと言われています。今でもこの一帯の海岸は、コスタ・ダ・モルテ(死の海岸)という名で呼ばれています。サンティアゴに到達した巡礼者たちのなかには、再びこの地の果てを目指して歩き始める者もいました。サンティアゴからフィ二ステラを通り、北のムシア(Muxia)までの道のりは、現在でも巡礼路として人気を集めています。

フィニステラ-ムシアルート地図
サンティアゴ→フィニステラ約90km、フィニステラ→ムシア約30km サンティアゴ→ムシア約90km






● VIDEO CLIP 〜 映像でみるサンティアゴ巡礼
Youtubeのスペインオフィシャルチャンネルでは、スペインの観光プロモーションビデオ(英語・スペイン語)をご覧いただけます。ここではなかでもサンティアゴ巡礼の道関連のビデオをピックアップします。 画像またはタイトルをクリックすると、Youtubeのサイトへ誘導されます。

 

 “The Way of Saint James-More than just a journey”
 (サンティアゴ巡礼の道  〜一味違う旅〜)
  言語:英語

 

 “And at the end of the way- Santiago de Compostela”
 (巡礼のゴール 〜サンティアゴ・デ・コンポステーラ)
  言語:英語


● サンティアゴから足をのばせる、ガリシアのお勧め観光スポット 

サンティアゴの街はもちろん、サンティアゴから少し足をのばすと素敵な町や村があります。サンティアゴ・レセルバでは、それらの観光地を巡る現地バスツアーを催行しています(注:日本語ツアーではありません)。

リアス・バイシャスへの日帰りツアー 
サンティアゴから南沿岸部のリアス・バイシャス(リアス・バハス)は、リアス式海岸の語源であると言われる、入り江が続く海岸が伸びています。ムール貝の養殖が盛んな地域で、美味しい魚介類や素朴な美しい景観の村々が知られています。ツアーは英語・スペイン語。

ツアー詳細は「サンティアゴ・レセルバ」のホームページへ(英語)

リアス・アルタスへの日帰りツアー 
サンティアゴから北沿岸部のリアス・アルタスでは、ガラスの町と言われる都市ア・コルーニャが見どころ。今年新たに世界遺産に指定された「ヘラクレスの塔」は、ガリシアの新しい人気スポットともなっています。また、「地の果て」と信じられていたフィニステラにも立ち寄ります。
ツアー詳細は「サンティアゴ・レセルバ」のホームページへ(英語)

・世界遺産 ヘラクレスの塔
ア・コルーニャの 『ヘラクレスの塔』 が世界遺産に登録される
これでスペインの世界遺産は、全41ヶ所

スペイン北西部のガリシア州にある都市ア・コルーニャ(A Coruna)。古くから港町として 賑わうこの町は、陽光が反射して光り輝くガラス張りの建物が多いことでも有名で、別名『ガラスの街』としても知られています。今回世界遺産に指定された「ヘラクレスの塔」は、 この町の旧市街地から2kmほど離れた岬にそびえています。

【ヘラクレスの塔の概要】 
ローマ時代に建てられた灯台で、長い間放置されていたものを18世紀に改修したもの。現存するローマ時代からの灯台としては世界唯一。高さ59mの塔は、海抜約60mの 岬に立ち、現在も海上交通の保全に重要な役割を果たしています。現在博物館となっている内部は見学可能で、234段の階段を上ると、素晴らしい眺望が楽しめる展望台が あります。また、2008年9月から、アメリカ・ニューヨークの「自由の女神」と姉妹提携を結んでいます。

【ヘラクレスの塔のアクセス・見学】

住所

   Avda. de Navarra s/n  15002 A Coruna

TEL

  +34.981.223.730

URL 

 www.torrehercules.org  (スペイン語)

アクセス

 ア・コルーニャの旧市街地から約2.5km。マリア・ピタ広場近くの港から
 トランビ ア(路面電車)を利用。

見学時間

 10月〜3月      毎日10:00〜18:00
  4月〜6月・9月   毎日10:00〜19:00
  7月・8月            月〜木曜・日曜の10:00〜21:00、 
                   金曜・土曜の10:00〜00:00
 * 最終入場は閉館の15分前

入場料

 一般 2.5ユーロ (20名以上のグループ:1.5ユーロ) 

【ア・コルーニャの街】
ア・コルーニャ市は、サンティアゴ・デ・コンポステーラがあるア・コルーニャ県の県庁所在地。サンティアゴから電車で約1時間(約1時間に1本)と近く、日帰りデスティネーションとしても人気が高い港湾都市です。

旧市街地では、中庭の美しいサンタ・マリア・ド・カンポ教会などが目を引き、町の中心として賑わうマリア・ピタ広場には重厚な市庁舎が建っています。海沿いを歩くと、まるで孤島のような岬があり、歴史考古学博物館が置かれるサン・アントン城があります。また、ガラス窓を多く使ったモデルニスモ建築も多い町です。市街地から少し離れると、沿岸部には海岸遊歩道が設けられており、サイクリングやウォーキングを楽しむこともできます。近代アートも盛んで、「ヘラクレスの塔」一帯には、複数の彫刻オブジェが屋外に展示されています。

古くから漁港として栄えたア・コルーニャでは、市場を覗くのもお勧めです。市場は通常日曜・祝日以外の午前中(08:00頃〜14:00頃)に営業しています。

そのほか、ガリシア州の観光情報は下記現地観光局サイトでも英語で紹介されています。
ガリシア州観光局
サンティアゴ・デ・コンポステーラ観光局



ガリシア州名物グルメ


● 魚介類
海に面したガリシア州は、新鮮な魚介類が豊富。





● プルポ・ア・ラ・ガイェガ (タコのガリシア風)
日本のバルでも人気の一品で、ゆでたジャガイモの上に、ゆでたタコをのせ、オリーブオイルと塩、パプリカで味付けたもの。









● エンパナーダ
魚介類や肉などを炒めた具をパイ生地ではさんでオーブンで焼いたもの。30cmx20cmほどの長方形のものを人数分に切り分け、バルなどでタパス料理としてつまむのが一般的。


● タルタ・デ・サンティアゴ (サンティアゴ・タルト)
中世時代から「タルタ・レアル」の名でしられていたアーモンドタルトで、サンティアゴ巡礼の道とともに海外にも広まったガリシアの名菓の一つ。今日では表面中央にパウダーシュガーで模られたサンティアゴ騎士団の十字架模様がシンボルとなっていますが、これはサンティアゴ旧市街のCasa Moraというパティスリーが始めたと言われています。
Casa Mora (カサ・モラ)
C/ Vilar, 60  TEL:+34.981.58.1014


● 白ワイン&ケイマーダ
魚介類が豊富なガリシア州は白ワインでも有名。アルバリーニョ種を使ったリアス・バイシャス地方(サンティアゴの南方)や、リベイロ、バルデオラス、モンテレイ、リベイラ・サクラなどの原産地呼称ワインは最高級の白ワインです。ケイマーダは、ブドウの絞りカスから造るオルホと呼ばれるリキュールをベースとしたアルコール度数の高い飲み物で、通常火をつけて食後に飲まれます。



ガリシアのお土産


● 巡礼のシンボル、ホタテ貝
ホタテ貝をモチーフにしたアクセサリーや小物類は、巡礼地サンティアゴ ならではのお土産。

ホタテ貝のモチーフのペンダントトップ


● ガリシアの磁器ブランド “サルガデロス”

スペイン全土に店舗がある、ガリシア生まれの高級磁器ブランド。手頃な価格の小物から食器類まで幅広い品揃えです。サンティアゴの旧市街地のメインストリートであるノバ通りに直営店があります。

Sargadelos(サルガデロス)  www.sargadelos.com
サンティアゴ・デ・コンポステーラの直営店(Galeria Sargadelos)
住所:Rua nova , 16 Tel: +34.981.581.905 
Fax: +34.981.577.471 
E-mail: sargadeloscompostela@sargadelos.com
営業時間:月~金 10:30~14:00/16:30~21:00
    土 10:30~13:30/17:00~21:00  日祝 クローズ

サルガデロスの置物


● 黒玉(ジェット)の宝飾
スペイン語でアサバチェと呼ばれる黒玉は、巡礼者のお守りとされ、中世のころからサンティアゴの名産物として知られています。黒玉を使ったネックレスなどのアクセサリーは、人気のお土産品です。 



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