スペインのトマト祭り こんなお祭りも世の中に存在してるんだーと思ったお祭りが、 スペインで催される トマト祭り。スペインのブニョール(地中海に面したバレンシアからアクセス)で開催されるトマト投げ合い祭りが今年も行われ、4万人もの人が集まったそうだ。因みに、使用されたトマトは115トンで、 またの名を”最も汚れる祭り”なんて言う人もいる。 《 参加型の祭りで大人気!ブニョールの「トマト祭り」 》 ゴーグルを持って、いざ「トマト祭り」へ !! トマティーナ(トマト祭り)とは? 毎年8月下旬に催される“トマティーナ”と呼ばれるトマトを投げ合う祭りのこと。スペイン地中海沿岸の都市バレンシアのから約40Km西に入った小さな町ブニョ−ル(BUNYOL)で開催。祭りが近づくと、人口約1万人足らずのこの小さな町はスペイン各地からだけでなく、世界各国からの観光客で埋め尽くされる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ↓トマティーナの流れ 前夜祭 ブニョールの人々にとって、「トマティーナ」は前夜祭に始まります。 祭りを翌日に控え、高ぶる気持ちを抑えつつ、チリンギート(屋台)や子供用の簡易遊園地が設けられたサン・ルイス通りの広場に集まります。トマトこそありませんが、広場では飲んで歌って踊ってと、夜通し笑いの絶えないお祭り騒ぎが続きます。祭り早朝:9時頃早起きの参加者は、朝9時頃、市役所が用意する菓子パンを食べるため、市庁舎前のプエブロ広場に集まります。数に限りはありますが、 パン菓子は希望者であれば誰にでも配られます。そうしているうちに、徐々に広場には人が集まってきます。なんら普通の朝と変わりはありませんが、なぜか既にほのかなトマトの匂いを感じるのも、この祭りの朝独特の雰囲気です。また、近くの住民たちは、アパートの窓から顔を覗かせて様子を伺っては、参加者や通行人に頭上からバケツに入った水を浴びせはじめます。 祭り早朝:9時〜10時頃開始『パロ・ハボン』(石鹸棒) 石鹸で充分に濡らされた1本の長い棒に登る競争で、棒の先端に括り付けられた景品(生ハム)を先に取った人が勝利者です。誰でも参加できるため、毎年大勢のチャレンジャーが我先にと競いながら、同時に、この1本の棒に登ろうとします。見事生ハムを手にした勝利者は、観客からの大きな拍手を浴びせられ、一時祭りのヒーローとなります。誰かが景品を手にするまでは、肝心のトマト投げを始められないという決め事があるため、『パロ・ハボン』は『トマト祭り』の見どころの一つともなっています。こうしている間にも、続々と参加者が 広場に集まり、トマトの投げ方の確認や逃げ道の確保など、各自作戦を練り始めます。近隣住民たちは、引き続き、バルコニーや窓から参加者にバケツで水を浴びせ、それに物足りない参加者たちは、近くの噴水や泉で自ら水を掛け合います。 トマト投げ開始:11時頃 『パロ・ハボン』で勝利者が出ると、集まった人々は一丸となり『ト・マ・テ!ト・マ・テ!』と、トマトを求めて大声を張り上げはじめます。ブニョ−ル市役所はこの日の為に、5台ほどのトラックに山積みにされた約120トンのトマトを用意しており、興奮した参加者たちは歌ったり叫んだり飛び跳ねたりを繰り返しながらトマトの到着を待ちます。午前11時頃、一発の号砲(花火)が鳴り響くと、プエブロ広場を中心に、狭い路地をも一杯に埋め尽くした人々は一斉にトマトを投げ始めます。相手構わず投げ合うトマトバトルが街中で繰り広げられ、あっという間に人間はもちろん、通り、建物など全てが赤く染め上がります。このトマト祭りを一目見ようと遠巻きにしていた観光客も、気が付けば手近のトマトを掴み自分も立派な参加者になっているという光景も珍しくありません。 トマト投げ終了:13時頃 開始から約1時間後、2回目の合図でトマトバトルは一斉にピタリと止み、同時に現れた市の職員達の強力な散水ホースで街中が洗い流されます。それは正に見事の一言で、約2時間後には何事もなかったかのように街は元通りの姿を取り戻します。又、仮設シャワーも設置され、トマトまみれの人間達を洗い流します。 トマティーナの起源は? この祭りの起源と思われる逸話はさまざまですが、1945年、もみ合いの喧嘩となった若者のグループの一人が、たまたま近くにあった八百屋からトマトを取って相手に投げつけたのが起源と言われています。警官の収拾でその場の騒ぎは収まったものの、翌年の同日(8月の最終水曜日)、同じメンバーが集まり再び・・・、しかしこの年からは各々が投げるトマトを持参したとのこと。 1950年代初頭、ブニョール市役所は、毎年繰り広げられるこのトマトバトルを禁止します。逮捕者を出す事態にまで発展しましたが、地元住民の猛烈な反対から逮捕者はすぐに釈放。そして住民の熱い要望と運動を受け、祭りの再開が許可されました。その後も参加者は年々増え続け、再び禁止令が出されたこともありましたが、1959年には市役所が定めたルールを遵守する前提で祭りが解禁されます。参加者各々が持参していたトマトも、1975年にはブニョールの守護聖人である聖ルイス・ベルトラン教会の関係者たちが調達するようになります。そして1980年、ブニョール市役所が祭りの運営を始めると、トマトの数やトラックの台数は増え、参加者もさらに増して、今日知られる国際的なトマトバトル『トマト祭り』へと発展しました。 トマティーナへの参加と注意事項 このトマティーナは、その他の宗教行事や祭事のように伝統を重んじるものではない為、外部からの参加者も大いに歓迎され、それに伴って、トマトの量や参加者も年々増え続けています。参加者は水着を着用したり、衣装をまとったりとさまざまで水中眼鏡をかける人もいます。ただし、参加者は次のルールを厳守する事! 1.瓶等の危険物は持ち込まない 2.Tシャツを破らない 3.トマトは投げる前に適度につぶす 4.トマトを運んでくるトラックには十分注意する 5.終わりの合図を厳守する (時間外には1個のトマトも投げない) * 着替えや水中眼鏡は、濡れないよう、ビニール袋に入れて持参すること! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ※さて、そのお祭りに、スペイン(Go-Spain)の友人の会社のスタッフが、”危険も顧みず”、トマト祭りに個人的に行って来ました。 そのスタッフ曰く、 「本来は真っ赤に染まった参加者を写すのが良いことは分かっていますが、実際に始まるとそんな余裕はありません。カメラが真っ赤になります。今回は始まる前の参加者の様子を写真に撮って来ました。トマトがあたると痛いので、バナナの格好をした人もいました。水中メガネに注目。トマトを積んだトラックが来る前は、椰子の木にぶら下げた生ハム取りが行われたようです。」 こんなコメントがありました。 写真3点 激写! by Go-Spain こんな ユニークな 世界のお祭りの ご紹介でした。 でも、スペイン北部には 命を張る、お祭りがあるんですよ〜。 ”牛追い祭り − サン・・フェルミン祭”です。(((p(>o<)q))) 闘牛より、トマトのほうが、 平和でいいかなー (*'‐'*) |
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