再度、サードエージフォーラムに参加。今回の出席者は、セレモニーに私が尊敬する兼高かおるさんもおりましたが、表彰のみ。 基調講演は、裏千家第15代家元の千玄室さん、テーマディスカッション「自分のための時間をどのように生きるか」では、モデレーター:加藤タキさん、パネリストは桐島洋子さん(作家)、日野原重明さん(聖路加名誉院長)、それと主宰の山口さん。国際フォーラムAホールの1Fはほぼ満席。 皆さんの関心の高さを計り知ることでできます。表彰式には個人・団体を含め様々な分野において活躍・人生をEnjoyしている方々が壇上に。ふきのとうでは、男性料理教室を行っているなど、NPOの活躍の機会がどんどん増えているなと感じました。思い出せば、桐島さんが言った、”60過ぎて終の人間関係ができる”・・・パーティーなどいろんな機会を通じて人間関係がフィルタりングされ、志を共にする人が残る・・・ というくだりと、
日野原先生の、”人生は間違いが多い、ゆえ、長生きしないと補えない” という言葉がインパクトがありました。3回目の出席ですが、ゲストも変わりますし、4回目が楽しみです。
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日本の人口ピラミッドを思うとき、”高齢者”というワードは避けて通れない。また高齢者なんたらに代わるもう少し洒落たネーミングがないかと以前から考えていた。 更に、自分が思うに、「高齢者」とは、私たちが、行く道だから。 そんな訳で、去年に引き続いて、今年も聴講することにした。去年は確か3000人の参加者、今年は応募が8000人あったと聞く。 個人金融資産1400兆円の60%を65歳以上の人が持つということもあるのか、初回の頃は企業の聴講が多かったらしい。 次第にこのフォーラムの趣旨が理解され、また規模の拡大とともに私のように個人参加が増え、会場を見渡しても20代から70代まで世代も多岐に渡るようだ。また 超一流企業を含めスポンサーの数が2倍近くなってなっていたような気がする。 さて、ホールAの大会議場に入りきれず、少し遅れて着いた私は、別室でモニターを介して基調講演を聴く羽目に。 パネルからやっと、本会場に格上げしてもらったものの、休憩時間に多少その辺りのオーガナイズのまずさに、別室組からの非難が殺到したのは、頂けないが、そんなお粗末さを帳消しにするぐらいの濃い内容の講演であった。
フォーラムの印象を記憶に残っている範囲で書いてみる。 パネリストの 残間里江子さんといい、田原総一郎といい、 すごい。 もちろん司会の野中ともよも、話にめりはりがあり、間の取り方はさすが。 さもありなん、元キャスター &上智卒バイリンギャルで現在の肩書きはたくさんありすぎて、うーん、書けない。 総括を、某国首相風に言えば、 ”感動した” という表現も決してオーバーでないかも。
基調講演の 瀬戸内寂聴さんのスピーチの途中から話を聴いたのですが、 彼女は立ったまま、原稿を見ないで、一時間以上・・・。 去年のメインゲスト 日野原先生(聖路加国際病院理事長 − 確か90歳)も原稿を見ないで1時間半以上。 ((おっと、うちの子がこの世に誕生したのも、聖路加だった。)) 話がおもしろくて寝ている暇なんてありません。この先生が立派で、小生 去年感心しました。 瀬戸内さんは、その先生と最近デートしたそうだ。 二人の年合算して、170 だーっ! 日野原先生は、90過ぎて、海外へ年数回渡航、本を書けばベストセラー、年に何回も講演会で全国を飛び回り・・・ ふーっ!立派過ぎて 我がライフスタイルと比べ 反省することしばし。
フォーラムで、印象に残った言葉を掻い摘んで申し上げると、下記の様。
日野原先生の顔の色・艶の良さの秘訣は 植物性油を毎日スプーン一杯。
加藤シズエさん(加藤タキの母堂)は、毎朝蒸しタオルを顔に。
年を取ったと思う瞬間年を取る。
自分に見切りをつけることは 一番つまらない。
死ぬまで恋をする。 (寂聴)
救急隊に後回しにされるような下着を身につけないよう気をつける。(残間)--会場爆笑
今までの日本は「村の掟は犯してはならない」 の呪縛に囚われてきた。
外国人と女性の活用。 <<そう思います。
最初の会社は重要ではない。 (フィールズ氏)
個の反乱 > 流動性大
自分の中でやってみる (残間)
人生は好きなもの 探し (田原)
3方得
蛇足ながら、田原総一郎 最初の就職先がJTBとは知りませんでした。岩波やテレ東は知ってましたけど。
その協賛企業の一社であるJTBでは、50〜65歳のアクティブな方を、サードエージと呼び、65歳以上のお客を ”熟年”と 捉えていきたいとのこと。
注)フォーラムでは しばしばサードエージという言葉を、あらたに、創りだしたかのようなコメントがあったが、スペインではとうの昔から、”サードエージ”というスペイン語は存在し、且つ使われていた。
最後に このキャンペーンのキャッチコピーは、
もっと自分自身のために
楽しみ
時間を使い
知識を養い
お金を活かす
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