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類ない長い歴史を持つスペインの陶磁器。2000社を超えるメーカーがあると言われていますが、幾つかの産地にスポットをあててみましょう。

ガリシア地方   GALICIA

創業210年の伝統を誇るガリシアの名窯 ”サルガデロス”。誰でも知っているある女優もコレクターです。

 

 

バレンシア   VALENCIA

Museo Nacional de Cerámica de Valencia
バレンシア国立陶芸博物館

Escuela de Cerámica de Manises
マニセス陶芸専門学校

 

 リャドロ   LLADRO

世界的ブランド、ポーセリンアートの代表的メーカーとして、世界100数十カ国に輸出しています。欧米には、数多くのコレクターズ・クラブが存在。

 

 珍しいフライパン型皿。ハンドペイント仕上げ。
バレンシアの工房作。

 

 イスパノ モレスク陶器
バレンシア近郊の陶器の町マニセスはイスラム陶器の技法を継承する陶工たちにより13−14世紀頃からスペイン陶器の中心地となった。なかでも、”イスパノ モレスク”と呼ばれる ラスター彩陶器は銅や銀などの金属を使った釉薬を何度も彩色塗布して仕上げられる逸品である。

 

タラベラ   TALAVERA

マニセスと並ぶ陶器で有名な町。

タラベラのカスタネットディッシュ
タラベラはスペイン中部に位置する、トレドとともに伝統陶器で有名な古都です。タラベラの陶器は、スペインでも最高の技術をもって作り上げられ、その見事な絵付けは、いきいきとした躍動感にあふれ、見る人の目を楽しませてくれます。特に、色彩豊かな花柄は、スペインの温暖な気候と風土に恵まれて育て上げられた逸品です。カスタネットディッシュの言われは、皿を縁取るフリルの部分がカスタネットに似ているところからきており、この絵付けは、プエンテ・デ・アルソビスポ の伝統柄です。

 

 

 

 

 

 

 

ランプ

 

バルセロナ   Barcelona

Botijo

地中海沿岸の国々では、素焼きの水壷は生活必需品として古来から愛用されてきました。気温が高く乾燥した地方では、壷の表面に滲み出た水が、急速に蒸発し、気化熱が奪われることによって、中の水は常に低い温度に保たれるわけです。素焼きのボティッホは、現在でもアフリカ北部海岸、イベリア半島などで使われていますが、一方そのユニークな形が美術工芸品として注目され、ピカソの作品を始めとして数多くの美しく彩色されたボティッホが作られ、飾り壷として愛好されています。

 

マジョルカ   Mallorca

 

セビリア    Sevilla (ANDALUCIA)

スペイン南西部の中心都市セビリアで、アンダルシア地方に古くから伝わるアラビック紋様を、ひとつひとつ手作業で彩色してあります。仕上げに金彩を施した独特の色使いが特徴です。

 

 

 

 

セビリアの陶板

セビリアの近郊では、古い修道院跡を工房として特色陶板を作っています。民族的色彩にあふれた人物や動物の壁掛け、アンダルシア地方特有の明るい家々を形どった壁掛けや置物など、素焼きの上にひとつひとつ手作業で彩色されており、独特の暖かみを感じさせてくれるものです。

 

グラナダ   GRANADA

アラブの伝統を色濃く残しているグラナダは、アンダルシア地方で最も美しい古都です。そのグラナダの象徴でもあるザクロの実と花の伝統紋様を青と緑でロマンチックに描きあげ、情熱的でのびやかなスペインの持ち味がでております。

 

 

 

 

 

ハエン   JAEN

オリーブ皿

ワインのつまみとして食卓に欠かす事ができないオリーブ。種入れがついているユニークな皿。

他にトルティージャ皿も有り。

 

多口プランター

4つの壷をピラミッド型に積み上げていて、白地に赤・青・緑・黄などでハンドペイントで華やかに仕上げています。数種類のハーブを植えたり、ペン立てとしても楽しめるでしょう。

 

 

 

 

カスティージャ   CASTILLA -- PUENTE

首都マドリッドや古都トレドを中心とするカスティージャ地方では、マドリッド南西の町、タラベラ・デ・ラ・レイナを中心に、トレド、プエンテ・デル・アルソビスポ 一帯の地域が陶器の一大産地となっています。この地方の陶器もスペインの他の地域と同様イスラム文化の影響を受けているのはもちろんですが、より大きな特色は16,17世紀の ”スペイン黄金時代 ”の文化のもとでその技法、様式を確立したことにあります。その格調高い味わいは今日に至るまでスペイン王室の愛好を得ているようです。

 


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