スペイン全国で共通の祝日は以下のとおりです（◎印は毎年日付が変わる移動祝日です）。
このほかに各地方ごとの祝日が地方政府（州、市など）により制定されています。振替休日の有無なども、各地方により扱いが異なります。

 

• 1月1日新年
• 1月6日公現祭（主顕節）
  イエスキリスト生誕の際に東方から三博士が訪問して礼拝したことを記念する。
• 4月14日聖金曜日（◎）
  復活祭（イースター）の2日前。イエスキリストの受難をしのぶ祭日。
• 5月1日メーデー
  労働者の日
• 8月15日聖母被昇天の祝日
  聖母マリアが天に召されたことを記念する祝日。
• 10月12日イスパニアデー（ナショナルデー）
  コロンブスが1492年10月12日に新大陸を発見し、その後の植民地経営によってスペインの国力の基礎ができたことを祝う日。
• 11月1日万聖節
  すべての聖人と殉教者を記念するキリスト教の祭日。「諸聖人の日」とも呼ばれる。
• 12月6日憲法記念日
  現行憲法（1978年憲法）の成立（1978年12月6日）を記念する祝日。
• 12月8日聖母受胎日（無原罪聖母の日）
  聖母マリアが処女のままイエスを身ごもったことを祝う祭日
• 12月25日クリスマス

 

 

 

上記の全国共通の祝日に加えて、各地方政府が祝日を定めています。ここではマドリッド（マドリッド州）とバルセロナ（カタルーニャ州）の祝日をピックアップ

 

 

• 3月19日サン・ホセの日
  サン・ホセは、イエスキリストの父親「聖ヨセフ」のスペイン語読みです。この日はスペインの「父の日」でもあります。
• 4月13日聖木曜日（◎）
  復活祭（イースター）の3日前。マドリッドではこの日から連休が始まります。
• 5月2日マドリッド州の日
  マドリッド州はマドリッド県、マドリッド市を包括する州。州内人口（約630万人）の約半数がマドリッド市に在住する。
• 5月15日サン・イシドロの日　※マドリッド市の祝日
  マドリッドの守護聖人である中世セビリアの司教聖イシドロを記念する祝日。
• 6月15日キリスト聖体祭（◎）
  毎年日付が変わる移動祝日です。
• 11月9日聖母アルムデーナの日　※マドリッド市の祝日
  マドリッドの守護聖人である聖母アルムデーナを記念する祭日。

 

 

• 4月17日イースターマンデー（◎）
  復活祭の翌日（月曜日）。毎年日付が変わります。
• 6月5日第二復活祭（セグンダ・パスクア）（◎）
  イエスキリストが昇天したのち、弟子たちのうえに聖霊が降臨したという聖書のなかのエピソードを記念する祝日。移動祝日です。
• 6月24日サン・フアンの日　※バルセロナの祝日
  サン・ファンは聖ヨハネのスペイン語読み。バルセロナの守護聖人聖ヨハネを記念する祝日。
• 9月11日カタルーニャ州の日
  カタルーニャ州は、バルセロナを州都とする人口約736万人の自治州。
• 9月25日メルセ祭（聖母メルセの日）　※バルセロナの祝日　この日には、バルセロナ最大の祭典が催されます。聖母メルセ(Merced)はバルセロナの守護聖人。
• 12月26日サン・エステバンの日（クリスマス翌日）
  サン・エステバンは、キリスト教の聖人聖ステファノのスペイン語読み。聖人にはそれぞれの日があり、聖ステファノの日は12月26日（クリスマスの翌日）。このため、クリスマス翌日の休日を「聖ステファノの日」という名称にしている例がままみられます。