マドリッドの広場 (新聞のショートコーナー掲載)

PLAZA MAYOR



CM でおなじみのマドリッドのマヨール広場は、中世の面影を残す石畳の広場。昼と夜の顔が違い、その隔たりがスペイン的だ。
昼はカフェテラスで、通り過ぎる世界中からの観光客を眺め、夜は、口から泡を飛ばしながら議論に没頭する人々の傍らに身を置く。
ある夜のこと、コロンボ (少なくとも刑事ではありません)と呼ばれる酔っ払いおじさんを、外人旅行者が写真に撮ったところ、おじさん・・・ペセタを請求。もちろん外人拒否。
その直後、野次馬同士でその写真の是非をめぐり、待ってましたとばかり、議論白熱。あの写真を外国で発表されたらスペインが物笑いに成る ” と言えば、ある若者曰く、 ”ここは有名観光スポットのマヨール広場であり、旅行者は写真を撮る権利がある” と、こんな具合。さすがラテン気質プロトタイプの スペイン人。
賑やかさは、潮騒のように果てしなく続き、 私はいつまでも、飽きがこなかったものだ。

マヨールは、”発見の 広場” といえる。




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