《ピカソ生誕125周年 & 「ゲルニカ」 スペイン返還25周年》

 1881年10月25日、マラガに生まれたパブロ・ルイス・ピカソ。生誕125周年にあたる2006年は、同時に、ピカソの最高傑作「ゲルニカ」が長旅を経てスペインに返還されて25周年を迎える年でもあります。これを記念して、マラガ・ピカソ美術館、マラガのピカソ生家美術館、バルセロナのピカソ美術館、そしてマドリッドのプラド美術館では、ピカソ作品の特別展示会が開催されます。
 マラガ・ピカソ美術館は、より多くの方にピカソの作品に触れていただく為、昨年10月から毎月最終日曜日の午後(15:00〜20:00)、常設展を無料で開放しています。またプラド美術館は、現在閉館時間を1時間延長して20:00までの開館となっています。このプラド美術館での特別展には、ピカソの傑作「ゲルニカ」を所蔵する国立ソフィア王妃芸術センターも協力することを表明しています。2001年12月に着工した国立ソフィア王妃芸術センターの拡張工事も昨年9月末をもって無事終了し、元来の面積の約60%増の84,048uと、世界屈指の規模の美術館に生まれ変わりました。この機会に是非、スペインが生んだ天才画家ピカソの美術館を巡ってみませんか。現在発表になっている展示会の日程をご紹介します。特別展の詳細は、各美術館ホームページでご確認下さい。

美術館

特別展

期日

内容

マラガ・ピカソ美術館

www.museopicassomalaga.org

アンティーブでの

ピカソ

2006年3月13日〜2006年6月11日

アンティーブ(フランス)のピカソ美術館所蔵作品

マラガ・ピカソ生家美術館

www.fundacionpicasso.es

ピカソと書籍

開催中

〜2006年2月26日

ピカソのイラストが掲載された21冊の本を展示

プラド美術館

http://museoprado.mcu.es

ピカソ:伝統と

アバンギャルド

2006年6〜9月

予定

ピカソの主要作品を展示予定

バルセロナ・ピカソ美術館

www.museupicasso.bcn.es

デッサンへの情熱

2006年2月08日〜

2006年5月8日

パリのピカソ美術館所蔵作品など300点以上

アンティーブでの

ピカソ

2006年7月04日〜

2006年10月15日

アンティーブ(フランス)のピカソ美術館所蔵作品

ピカソとサーカス

2006年11月15日〜2007年2月18日

サーカス界に影響を与えた作品展



《コルドバのパティオ祭り日程決定》
2006年5月3日〜14日

 2006年のコルドバのパティオ祭りは、予定どおり、5月3日〜14日に開催されることが決定しました。
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《バルセロナに新しいランドマーク誕生「トーレ・アグバール」》
 バルセロナに総ガラス張りの未来的な建物「トーレ・アグバール(Torre Agbar)」が誕生しました。世界的に名高い建築家ジャン・ヌーヴェルが手がけたこの建物は、ガウディの代表作サグラダ・ファミリアや、モンセラットの風景に着想を得たという円筒形のビルで、高さ142mの32階建て。ディアゴナル通り沿い(グロリエス・カタラネス広場近く)に建てられたこのビルは、同じ高さの建物が並ぶ市街地から突き出て目立っており、市内のあらゆる場所から見ることができるバルセロナの新しいランドマークになっています。バルセロナ水道局が使用するこのビルは、現在関係者以外の立ち入りが禁じられていますが、5階、15階、25階、31階部分に設けられた展望所からは360℃のパノラマを楽しめるため、今後一般見学者に公開することも検討中とのこと。日没後は建物全体が赤や青などカラフルにライトアップされ、一層幻想的な姿を楽しませてくれます。
www.torreagbar.com


《サグラダ・ファミリア、スペイン一の人気》
世界遺産登録でガウディ人気に拍車か!

  絶大な知名度を誇るサグラダ・ファミリア。年間220万人以上の見学者がこのガウディが残した遺産を訪れ、2004年にはマドリッドのプラド美術館やグラナダのアルハンブラ宮殿を抜いて、スペインで最も多くの観光客が訪れた人気一の観光名所となりました。 さらに、2005年夏、サグラダ・ファミリアの生誕の門と地下礼拝堂が待望の世界遺産に登録され、今後サグラダ・ファミリアの人気に拍車がかかると期待されます。現在も続くサグラダ・ファミリアの建設工事は、教会への寄付や観光客の入場料などで賄われています。2005年の訪問者数の統計は未発表ですが、このペースで続くと、2020年には完成を迎える計算となります。
 すでに1984年に世界遺産登録されている「ガウディの作品」(グエル公園、ミラ邸、グエル邸)に追加登録された作品は下記のとおりです。これで、ガウディの7作品が世界遺産「ガウディの作品」に登録されたことになります。ガウディ作品に関しては、下記ホームページを参照下さい。尚、スペインの世界遺産総数は37ヶ所のままです。 ガウディルート www.gaudi2002.bcn.es (日・西・英)

聖家族教会            

(サグラダ・ファミリア)

Sagrada Familia

www.sagradafamilia.org 

住所:Mallorca, 401      TEL+34.93.207.30.3193 207 30 31

開館時間102月 毎日 09:0018:00 3 9月 毎日 09:0020:00      

閉館日:1225日、26日、11日、6日の午後 

入場料8ユーロ、エレベーター:2ユーロ 

アクセス地下鉄2番線、5番線 Sagrada Familia

バトリョ邸           
Casa Batllo    

www.casabatllo.es   

住所Passeig de Gracia, 43   TEL:+34.93.216.03.06

開館時間:毎日 09:0020:00 (行事に伴い、予告なく開館時間の変更有) 

入場料:16ユーロ アクセス:地下鉄3番線 Passeig de Gracia

ビセンス邸 
Casa Vicens

住所:Carolines, 24 内部見学不可。

アクセス:地下鉄3番線 Fontana

コロニア・グエル教会    
Iglesia de Colonia Guell

住所Carrer de Reixach s/n, Santa Coloma de Cervello 

開館時間:11月〜4月 月曜〜日曜 10:0015:00 

上記以外の時期 月曜〜土曜10:0014:00/15:0019:00

日曜・祝日10:0015:00 入場料:4ユーロ TEL:+34.93.630.58.07  

アクセス:スペイン広場駅からカタルーニャ鉄道で約30分、Colonia Guell駅下車約20分。



《禁煙の動きが活発化》
2005年12月15日に可決された禁煙強化の法案が2006年1月1日から施行され、屋内での喫煙が規制されることになりました。全面的に禁煙となるのは、職場、病院、屋内スポーツ施設、食品を扱う場所、エレベーター内、ATM設置箇所、電話ボックス、また18歳以下をターゲットとした社交場などの屋内施設です。また、レストランやバル、ホテル、空港、劇場、映画館などの大きな施設は、喫煙席または喫煙所を設けることができます(移行期間は今年8月末まで)。一方100uに満たない小さな施設は、全席禁煙か全席喫煙かを判断し、それが一目で分かるよう入り口に明記することが義務付けられます。公共の交通手段(バスや電車など)でも、車内やバスターミナル(屋内)は全席禁煙となりました。2005年2月から、長距離列車にのみ喫煙席を設けていたスペイン国鉄RENFEも、2006年1月1日より、全区間を全席禁煙としました。違反者には30〜600,000ユーロの罰金が架せられますのでご注意下さい。


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新しい日本語ガイドブック登場》
「スペインの都市」と「スペイン語学留学案内」

 当局の日本語ガイドブックのラインアップに、スペインの都市を簡単に紹介しているA4版のガイドブック「スペインの都市」、そして語学学校リストや留学情報が掲載されているA4版の見開きパンフレット「スペイン語留学案内」が加わりました。また、人気都市「トレド」をはじめ、既存ガイドブックも改訂が逐次進んでいます。上記新版に関しては部数の制限がありますが、ご希望の方は当局ホームページの資料請求用紙に必要事項をご記入の上、ご請求下さい。


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 《フラメンコの祭典日程》

祭典名

開催日

都市

URL

ヘレス・フラメンコ・フェスティバル

2006年2月24日〜

3月11日

ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ

www.festivaldejerez.es

セビーヤ・ビエナル・デ・フラメンコ

2006年9月13日〜

10月15日

セビーヤ

www.bienal-flamenco.org



《バレンシア⇔空港 新シャトルバス運行開始》
 2005年11月3日、バレンシア市内とバレンシア空港を結ぶ新たなシャトルバスが誕生しました。このシャトルバスは、バレンシア空港の出発ターミナルと、市内のノルド駅近く(バイレン通りとラモン・カハル通りの交差点)を結んでいます。運行時間は、06:00〜22:00の20分間隔(空港発は06:20〜)。運休日はなく、料金は2.5ユーロ。詳細は下記バレンシア市交通局ホームページを参照ください。

http://www.etmvalencia.es/aerobus/Aerobus.pdf


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 《「本の日」の由来》
 1995年、ユネスコが4月23日を「本の日」に制定する一足先に、すでにスペインではこの日は「本の日」として祝われていました。スペインが「本の日」を制定したのが1926年。4月23日はスペインの文豪セルバンテスが他界した日であることに由来してのことでした。また奇しくも、シェークスピアが亡くなった日でもあります。
 スペインで「本の日」が最も活発に祝われているのがカタルーニャ州。15世紀からこの4月23日をカタルーニャ州の守護聖人「サン・ジョルディの日」として祝ってきた同州では、国が同日を「本の日」と制定したことにより、この日に本を贈る習慣ができたのです。「サン・ジョルディ」といえば花を贈る日としてご存知の方も多いかと思いますが、これは15世紀からカタルーニャ州でサン・ジョルディの日に開催されていた薔薇フェアーに起源があるといわれます。
  現在では「本の日」が近づくと、各地の路地や書店前に本の屋台が出される風景をよく見かけます。特にカタルーニャ州では、4月23日、サン・ジョルディの日に、男性が女性に花を、女性が男性に本を贈るのが習慣となっています。


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