89、90番目の 『パラドール』 オープン
北スペインの都市、サンタンデールから南東へ約44kmの町、「リンピアス」に新たに89番目の、そしてオウレンセから北東へ約28km、ノゲイラ・デ・ラムインの町に90番目のパラドール「サント・エステボ」がオープンしました。
スペイン独特の宿泊施設「パラドール」とは古城や宮殿、修道院、貴族の館などの歴史的、芸術的価値の高い文化財を国が宿泊施設へと改装した国営ホテルで、世界からの注目度も高く、観光客の高い人気を集めています。
「リンピアス」のパラドールはアルフォンソ13世(現国王の祖父)の夏の拠点エギリオール宮殿を改装したもので、塔をイメージした大きな四角い建物、石切積みと繋ぎ目でコントラストをなす石造りの壁面、大きなバルコニー、モデルニスモ風で歴史的にも価値のある正門が特長です。様々な種類の樹木に囲まれ、生態学的にも重要な地域に位置しています。55,000uにもおよぶ広大な庭園に囲まれ、併設されたプール、テニスコートやパドルテニスコートも利用可能。またバンケットやパーティ−会場、コンベンションルームなどの設備も充実しています。
「サント・エステボ」のパラドールはミーニョ川とシル川の合流する美しい自然のリベイラ・サクラ地域の中心地に建ち、その起源は6世紀にまで遡るとされるベネディクト会修道院を改修したものです。この修道院はロマネスク様式からバロック様式まで様々な建築様式が混在しており、修道院内には時代と様式の異なる、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス様式の三つの中庭回廊があります。それぞれ趣が異なる部屋の多くからは、シル峡谷の素晴らしい景観が広がります。森の脇にテラスを備えたレストラン、回廊にテラスをもつカフェテリア、バンケットホール、コンベンションルームなど設備も充実しています。この建物は1923年歴史的芸術建築物に指定されました。
バルセロナ『バトリョ邸』
屋根裏部屋・屋上一般公開
2002年のガウディイヤー開催期間中、特別に一般公開されたバトリョ邸ですが、大好評につき2003、2004年と一般公開が延長されています。さらに、2004−2006はバトリョ邸100周年を記念して屋根裏部屋と屋上スペースも一般公開されています。内部見学にはイヤホンガイドで建物の歴史や構造、素材についての解説が付いています。イヤホンから流れてくる説明や音響効果は建物内部の理解をより深めます。
バトリョ邸はガウディが1904年−1906年に既存の建物を大改修した住居建物で、グラシア通りの「不調和のブロック」を形成する一つの建物です。目を見張るような外壁だけでなく、内部にはガウディのインテリアデザイナーとしての素晴らしいセンスで表現された暖炉や扉、家具なども見学できます。
バトリョ邸 開館時間:月曜〜土曜 9:00〜14:00 日曜 9:00〜20:00
入館料:10ユーロ 上層部入館料:6ユーロ 住所:Passeig de Gracia, 43 Barcelona TEL : 932-160-306 FAX:
934-883-090
URL: www.casabatllo.es E-mail: informacion@casabatllo.es
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