スペイン情報 と観光 2006 6月号 内容: 「バルセロナニュース」 聖家族教会の建設進行状況 進むバルセロナのインフラ整備 スペイン国鉄割引 セビーヤの新しいホテル レアル・マドリッドのホームスタジアムツアー 2005年コルドバのパティオ祭り入賞パティオ マドリッド市役所の日本人誘致策 ◆◆◆バルセロナニュース◆◆◆ 聖家族教会の建築進行状況・グエル邸閉館 スペインを代表する建築家アントニオ・ガウディの代表作、聖家族教会の工事は現在も着々と進められており、主廊のボールト部分の上部は屋根の取り付けが終わり、アプス部の4ヶ所で工事が進んでいます。昨年2004年の入場者数は200万人を数え、このペースで毎年入場者数を維持することができれば、2020年には工事が終了する見込みとなっています。 同じく、ガウディが手がけたグエル邸は現在改修工事に入っており、2007年1月1日までは閉館の予定です。 進むバルセロナのインフラ整備 ホテルバルセロナは、年々増加するホテルの需要に対応するため、1年に1000室のペースでホテルの増築が行われています。1998年から2004年の6年間に8771室増加しており、今後2005年から2008年までには4480室が建築される予定になっています。 空港着陸専用の第三滑走路の使用開始に伴い、1時間あたりの発着回数は使用前の52回から90回へと増え、乗降客数も5200万人に増加しました。 高速鉄道AVEマドリッド−バルセロナ間の高速鉄道AVEの全線開通予定は未定ですが、現在開通しているLLERIDAまでAVEを利用し在来線に乗り継げば、両区間は4時間30分で移動が可能となっています。全路線が開通すると両都市は2時間30分で結ばれます。更に、将来的にはバルセロナからフランスを通じヨーロッパの高速鉄道網に接続する予定です。 ロープウエイ モンジュイックの丘からモンジュイック城まで運行しているロープウエイが改修工事中のため運行中止となっています。リニューアルオープンは2006年の予定です。 (バルセロナ観光局) スペイン国鉄が15人以上のグループ向け割引開始
『ドン・キホーテ刊行400周年記念』が開催されている今年、スペイン国鉄ではドン・キホーテルートの観光プロモーションの一環として、スペイン国鉄の高速鉄道利用に限り優遇割引制度を設けています。12月31日までにスペイン国鉄を利用する15人以上のグループ、学生、60歳以上の方々を対象に3割から5割の割引が適用されます。マドリッド⇔シウダッド・レアル⇔プエルトリャノ間をスペイン国鉄を利用して移動される場合5割引、そしてマドリッド⇔コルドバ⇔セビーヤ、マドリッド⇔マラガ、マドリッド⇔サラゴサ⇔イェイダ、マドリッド⇔サラゴサ⇔ウエスカを利用の場合で3割引となります。
セビーヤの旧市街に位置し、大聖堂からわずか数分のところに4つ星のペティット・パラス・マルケス・サンタ・アナ・ホテルがオープンしました。19世紀の建物を改修したこのホテルの部屋数は全57室。全ての部屋に高速インターネット回線、ハイドロマッサージ付きのシャワー室が完備されています。 PETIT PALACE MARQUES SANTA ANA 住所:C/
Jimios, 9-11, 41001 Sevilla URL: www.hthoteles.com E-mail: msa@hthoteles.com マドリッド: レアル・マドリッドのホームスタジアム、サンティアゴ・ベルナベウ見学ツアー 世界のトップスターがプレーするレアル・マドリッドのホームスタジアム見学ツアーを紹介します。 見学ルート: 1.スタジアムのパノラマビュー 2.会長席 3.更衣室・ロッカールーム 4.選手専用通路、ベンチ、コーチ席 5.ピッチ 6.トロフィー展示室 7.オフィシャルショップ 見学時間: 試合のない日:10:30〜18:30 (休館日:12月25日、1月1日) 試合のある日:10:30〜試合開始6時間前まで 注:試合のある日の見学可能な場所は上記の1、6、7のみに限られます。 また、非公開トレーニングが行われる場合、ツアーが中止になる事があります。 料金: 大人:9ユーロ 14歳以下:7ユーロ (チケットはメインのチケット窓口で販売) アクセス: 最寄り地下鉄:10番線Santiago Bernabeu駅 2005年コルドバのパティオ祭り入賞パティオ 例年5月中旬にコルドバで開催されるパティオ祭り。メインイベントの一つパティオ(中庭)コンクールではパティオの美しさを競い合います。このコンクールへ参加するには、コルドバ市内の旧市街に位置すること、そして鉢植えの花や植物で飾ってある事が条件となります。コンクール期間中、出展パティオは毎日11:00〜14:00、19:00〜23:00そして、金曜と土曜日には24:00まで一般に公開され、厳正なる審査が行われます。今年の入賞パティオをいくつかご紹介いたします。ただし、残念ながらこれらの入賞パティオは、個人の所有のため、祭り期間以外は一般開放されておりませんが、中には通りからでも見えるパティオもあります。 2005年入賞パティオ 伝統建築部門 近代・修復建築部門 1位 TINTE通り9番地 1位PASTORA通り2番地 2位 TRUEQUE通り4番地 2位 MARTIN DE ROA2番地 3位 PARRAS通り6番地 パティオコンクールの入賞結果および写真、地図はスペイン語のみになりますがコルドバ市役所のホームページでご覧いただけます。 マドリッド市役所、日本人誘致策発表 マドリッド市役所経済市民担当者が来日し、6月6日和歌山で開催された第7回日本・スペインフォーラムに参加しました。担当者はマドリッドの観光地としての魅力だけでなく、投資先として、そして移住先として現状を紹介すると共に、マドリッドの日本人誘致政策を発表しました。67項目からなるこの致策には、日本語で対応する観光案内所の設置、観光地図、パンフレット、ホームページの日本語訳、日本人の安全確保等についての具体策が盛り込まれています。マドリッド市役所が管轄するマドリッド振興公社のホームページに日本語で詳細が掲載されています。 6月8日マヨール広場の観光案内所がリニューアルオープンしました。 開館時間は9:30から20:30で、毎日開館しています。是非ご利用下さい。 |