ノミ の 市
(新聞のショートコーナーに掲載。 ただし、ここでは、写真なし)
百回近く通った日曜日のマドリッドの恒例・
蚤の市。
モロッコのチャドルあり、銀食器あり、古時計から壊れかかった椅子まで、どうどうと並べられている。手作りの物がスペインの蚤の市の特徴であり、パリやロンドンのとは、趣が異なる。
ジプシー達も露店を出しているが、流浪の民の哀愁の面影うすく、陽気で明るく、本場の青空フラメンコも、やはりジプシーが主役だ。
また、中南米人のミニコンサートも天下一品で、ノスタルジックな雰囲気を醸し出す。
店が閉まる日曜日、さながらここは、世界の縮図だ。
クリスタル族の女のこもここでは男性の視線の的。
いたるところで、賭け事に興じている人の集まりに出会うが、旅行者が素人判断で首を突っ込むと、痛い目に会う。外人だからといって、御慈悲で勝たせてくれるほどプロは甘くはないということか。
そういう私も、前に一本とられました。